住宅ローンは、住宅の取得や改築する際に金融機関から借りるお金のことです。住宅ローンのボーナス払いとは、ボーナス併用払いとも言い、年に2回のボーナスを毎月の返済額に加えてローンを支払う方法です。
住宅ローンの返済は、元金に利息の支払い分も含めた金額を払っていくことになるので、住宅ローンを組むにあたっては、自分の仕事のスタイルやライフサイクルを考慮して無理のない住宅ローンを組むことが大事です。
トピックス一覧
ボーナス併用払いの仕組み
ボーナス併用払いとは、毎月の払いに加えて、ボーナス月にまとまった金額を支払うもので、住宅ローンを毎月返済分とボーナス時返済分に分けて、それぞれのローンを並行して支払っていく仕組みです。
例えば、車のローンなどが他にもあり、毎月の返済が負担な場合は、ボーナス併用払いが有効です。一般的に、ボーナス払いで支払う金額は、借入金の40%~50%で設定するケースが多いようです。
ただし、近年は職種や働き方が様々なので、ボーナスがない職種や、ボーナスがあっても安定した額が望めない場合もあります。自身が勤めている会社の状況などを考慮し、ボーナス併用を検討しましょう。
月払いの仕組み
毎月一定額を返済していくのが月払いです。毎月の給料の額が安定していて、他に大きなローンがなければ、計画が立てやすくなります。
月払いでは、給料日などの兼ね合いから20日、25日など、取引先の金融機関と返済日について決めて、毎月返済していきます。
ボーナス併用払いのメリットとデメリット
住宅ローンを検討する際は、返済期間や借入希望額、ボーナス併用払いの場合と月払いの金利などをシミュレーションしてみましょう。
合わせて、子どもがいる世帯では、教育費がかかる時期などのライフプランも同時に立てて、ボーナス併用払いにするか月払いにするかを決めるとよいでしょう。
ボーナス併用払いのメリット
年に12回の返済とは別に、ボーナス月に合わせて住宅ローンの返済額を他の月よりボーナス時は増やして支払うので、年間の返済額が多くなります。住宅ローンの他にもローンがあり月々の返済額を抑えたい人には、メリットと言えます。
ボーナス併用払いのデメリット
金利負担を考えると、毎月払いよりもボーナス併用払いの方が負担が大きくなってしまいます。ボーナス払いで支払う金額は、借入金の40%~50%で設定するケースが多いのですが、35年間のローンを組んだ場合、毎月払いもボーナス併用払いもほとんど変わりません。
むしろ、返済総額はボーナス併用払いの方が数万円多く支払うことになります。
また、安定性のある企業で、ボーナスの支給額の大幅な変化がなければ安心してボーナス併用払いができますが、企業の業績によってボーナスの支給が無くなる可能性もある場合は、ボーナス併用払いはデメリットとなります。
無理のないローンを組もう
住宅ローンの返済を毎月の給料だけで支払うか、年2回のボーナスも合わせて返済するかは、それぞれの家庭の事情によって違ってきます。
住宅を購入をする前に、ライフプランを作成し、現在の貯蓄額、子どもがいる場合は将来的な教育費、退職時期などを「見える化」して、無理のない住宅ローンを組むようにしましょう。