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【暮らし】そろそろ考えたほうが良い?お家のメンテナンスタイミング

家は購入して終わり、ではなく、年月の経過とともにメンテナンスが必要となってきます。では、いつメンテナンスが必要となってくるのでしょうか。なぜメンテナンスが必要なのか、メンテナンスを行う箇所を見極めるポイントなどをご紹介します。

なぜお家のメンテナンスが必要なの?

新築時はキレイだったお家も、長い間住み続けていくことで経年劣化が発生していきます。マンションの場合には棟の管理費や修繕積立金等があるため、メンテナンスは身近に感じるかもしれません。しかし、一戸建ての場合には積み立てている家庭も少なく、あまり馴染みがないといえます。しかも住宅関連のメンテナンスには費用もかかることから、いざメンテナンスを!と考えても費用面で進まないこともあるでしょう。それでも、長くお家に住み続けるためにもメンテナンスは欠かせません。
定期的にメンテナンスを見直すためにも、どのようなタイミングでいくら必要なのか知っておきましょう。

お家のメンテナンス時期

一戸建ての場合、どのぐらいの期間を目安にメンテナンスを行うべきでしょうか。お家の「耐用性」と「耐久性」の2点から見ていきましょう。

耐用性とは

耐用性とは、建物やその部材に要求される性能を維持する能力のことです。お家で暮らしていて、今は使うことができるけど、コストや便利さ、安全面などで使いにくくなりりようされなくなるまでの期間を「耐用年数」といいます。

耐久性とは

耐久性とは、その家の持つ機能として使い続けなくなることをいいます。例えば、家の外壁の場合、見た目では変化がなくても本来の機能を発揮できなくなってしまった状態になるまでの期間を「耐久年数」といいます。

木造住宅の場合、法定耐用年数は原価生薬の目安の年数で22年と言われています。耐久年数は各メーカーごとに独自テストや判断において提示されている期間が目安です。

築10年のお家のメンテナンス

お家を新築してから、経年劣化が気になりはじめるのが築10年と言われています。大がかりのメンテナンスを行う時期ではありませんが、チェックしたいメンテナンス箇所とおおよその費用をご紹介します。

<2階建て住宅/延べ面積145㎡の場合>
屋根の塗装:60~80万円
外装の塗装:60~80万円
シーリングの打ち替え:5~20万円
足場代:25~40万円
内装のクロス貼替:1万円~/㎡

外壁の塗装は塗料の塗り直しをメーカーが10年として保証している場合が多くあります。また塗料の違いによっても耐久性は変わってきますし、屋根も築10年過ぎたころから雨漏りが起こる可能性も、考えられます。また、屋根や外壁のメンテナンスの場合は足場を組む必要があるので、別々の時期に行うよりは一緒にやってしまったほうがお得ですよ。

築20~30年のお家のメンテナンス

木造の家の場合、築20~30年もたつと劣化してきます。木造建物の法定耐用年数は22年と言われているので、築30年ともなると比較的大きなメンテナンスが必要となります。

<2階建て住宅/延べ面積145㎡の場合>
屋根の増し張り、張り替え:140~180万円
外壁の増し張り、張り替え:30~250万円
足場代:20~40万円
キッチンの本体を交換:100~300万円
トイレの便器交換:20~40万円
給排水器具交換:5~15万円
給湯器交換:30~70万円
内装のクロス貼替:1万円~/㎡

瓦屋根の場合は、瓦自体の耐用年数が50~100年と言われていますが、部分的なメンテナンスは必要です。金属製の屋根は、10年ごとの塗装メンテナンスで50年近く持つでしょう。また、水回りのメンテナンスも必要です。給湯器やトイレ、様々な場所の使い勝手が悪くなるなど耐久性・耐用性ともに限界になってくるので、長く住むのならメンテナンスは欠かせません。

年末の大掃除はお家を見直すいい機会!

年末はいつもに比べて時間の余裕があります。大掃除に時間を使う、という方も多いでしょう。その際には、一度お家のメンテナンスについても見直してみましょう。築年数はどのぐらいか、不具合がでているかどうかなどじっくり見てみてください。年末はお家を見直すいい機会です。ぜひお家のことを考えてみてください。

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