家を作るうえで欠かせないポイントの一つが「キッチン」。日常的に料理をする人だと、快適に使うためにもとことんこだわりたい!という人も多いのではないでしょうか。使いやすく快適なキッチンを実現するために、ここでは、使いやすいキッチンにするためのポイントをご紹介します。
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キッチンの種類
どんなキッチンがいいか、そのためにはキッチンの種類を把握しておきましょう。
対面型キッチン
人気の対面型キッチンは、リビングの一角にキッチンが設置されて開放的でおしゃれなイメージがあります。対面型キッチンは、料理しながらでもリビングにいる家族とコミュニケーションが取りやすく、小さなお子様を見守りながらご飯を作ることができます。
常に確認できるので、安心感がありますよね。しかし、対面型キッチンの場合料理のニオイがリビングに広がりやすいため、焼き肉などニオイが付きやすい料理には特に気を配る必要があります。
独立型キッチン
独立型のキッチンとは、リビングとキッチンが別の部屋にあるタイプで壁や扉で仕切られています。常にリビングの様子を確認することができませんが、包丁やコンロなど触ったら危険なものに対しても対策が取れるので、子どもにとって安全でもあります。料理を作るのに集中することができますし、プライベート空間にもなりますよ。
使いやすいキッチンのポイント
1.調理台の高さを決めよう
キッチンを選ぶときに、まず決めたいのが「調理台の高さ」です。ぴったり合う高さを決めることで、よりキッチンが使いやすくなりますし、高すぎた場合には肩がこりやすくなったり、低くても腰が疲れてしまいます。
調理台のベストな高さを知る計算方法がこちらです。
調理台のベストな高さ=「使う人の身長」÷2+5cm
キッチンを最も使う人を基準にして、一度計算してみてください。そしてその計算を元に調理台の高さを決めてみましょう。
2.使いやすい収納をしよう
使いやすいキッチンにするために、収納がとても大切です。まずは、キッチンにおく家電をリスト化し、その中から「常に使うもの」と「たまに使うもの」に分けます。グループに分けた家電は、設計の段階から設置する場所を決めておきましょう。
おすすめの収納方法は「壁面収納」です。家電を壁のラインにまとめて設置することで、大きめの家電であっても圧迫感が少なくなります。
3.コンセントや照明スイッチの場所を考えよう
あまり気にしていなかった、という人も多いですが、実はとても重要なのが「コンセントと照明スイッチ」の配置です。キッチン周りには冷蔵庫を始めとする炊飯器や電子レンジといった調理家電が多くあります。それらには必ずコンセントが必要となります。
まずは、調理家電を「常に使うもの」「たまに使うもの」に分けて、最低限必要なコンセントの数を把握します。その後、使いやすい配置を考えてコンセントの位置を決めましょう。
照明スイッチはバラバラに配置せず、できるだけ1か所にまとめるようにします。そうすることで、家具の設置もしやすくなりますよ。
4.必要な設備を決めよう
最近では、キッチンに床下収納や食洗器といった設備を備えることも多く会います。とても便利ではあるのですが、大切なのは「実用性」です。新しい設備を付けたとしても「本当に使うのか」を踏まえて、再度検討することをおすすめします。使わなければ宝の持ち腐れとなりますし、設置場所が悪く使いづらくなればストレスとなります。設備を入れる時には、「本当に使うのか、使いやすいのか、設置場所はどうか」などじっくり検討しましょう。
今使っているキッチンを分析しよう
実は使いやすいキッチンにするポイントとして、「今使っているキッチンの使いにくい点」を分析することも重要です。調理台の高さや蛇口の位置、シンクの広さ、蛇口の位置など「使いにくいなぁ」と思っているところを把握し、分析することで使いやすいキッチン作りに活かしましょう。
快適なキッチンにしよう
新しく家を建てるうえで、キッチンはとても重要です。毎日料理をする方ならなおさら、こだわりたい場所ですよね。少しでも手間を減らしてストレスとならないよう、使いやすいキッチンを追求することをおすすめします。そのためにも、ショールームをまわって実際に使ってみるなど、検討を重ねてくださいね。