最近人気の高い平屋。以前は子どもがいらっしゃる家庭だと2階建てを希望する方が多かったのですが、最近では老後も考えてコンパクトな平屋を望まれる方が多くなってきています。今回は、建てる前に知りたい!平屋のメリット・デメリットをご紹介します。
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平屋のメリット
1.1フロアでの一体感
平屋は、同じフロアの中にすべての生活スペースを収めることができます。そのため、家族が同じ空間に居ることが多くなり、コミュニケーションも取りやすくなります。
2.コンパクトな生活動線
1フロアとなると、部屋ごとの距離が短くなります。そのため、家事動線・生活動線がコンパクトになるので毎日の洗濯や掃除が楽になります。また2階がないので、掃除がワンフロアのみというのも嬉しいですよね。
3.コスト削減
階段のない平屋は、広々とした間取りを確保することができコストの削減にもつながります。階段(1坪)×坪単価50~60万円程度の削減となります。
4.バリアフリー
階段のある二階建てに比べて、平屋はフラットな間取りで生活することができます。
若いときなら気にならなかった段差も、高齢者になるとしんどく感じたり、転倒やケガの原因になることもあります。階段のない平屋をバリアフリー設計で建てることで、老後も安心して暮らすことができます。
5.高い天井
平屋は2階がないため、天井を高く作れるというメリットがあります。天井が高いと開放感のある部屋となり、快適に暮らすことができます。
平屋のデメリット
1.土地代が高い
平屋を建てるには、2階建てに比べて広い土地が必要となります。4つ部屋が欲しいとなった場合、2階建てなら1階と2階部分に分けて部屋を作ることができますよね。しかし平屋は同じフロアとなるため、その分土地は広くないといけません。こちらの図にあるように、2階建てだと58坪あれば建つお家も、平屋にすることで80坪と、200万円追加でかかります。
2.建物代が割高になる
平屋はワンフロアなので、2階建てより安いのかな?と思いますが、実は建物代も割高になります。住宅建設費の中でも一番コストがかかるのが「基礎工事費」と「屋根」です。平面面積が広い平屋の場合、面積に応じて基礎工事と屋根が必要です。そおため、坪単価5~10万円程度高くなります。
3.防犯はしっかりと
シンプルな間取りの平屋は、防犯にも十分注意しておきましょう。平屋の場合は1階に大きな窓を構える作りとなるため、プライバシー対策も必要です。窓を二重ガラスにする、防犯フィルムを貼る、玄関にセンサーライトをつけるなど、防犯面も対策をしておきましょう。
4.建物が低い
平屋は1階のみで2階がなく、建物自体が低いです。水害が起きたときに、高い2階に逃げるということができません。そのため、水害対策や眺望対策が必要となってきます。土地を購入するときには必ずハザードマップを確認しておくことをおすすめします。
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