家賃収入を得る収益物件(不動産投資)で、安定収入を得たいという方が増えています。不動産投資の初心者なら、住宅タイプの数百万円から数千万円くらいの価格から検討する人が多いようです。
オフィスやテナントと違って住宅の需要は多く、田舎の築何十年もの民家なら数百万円台で取得することも可能です。しかし、初心者が今日から不動産投資(収益物件)を始めようと思うなら、メリットとデメリットを理解してからにしましょう。
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あなたが不動産投資に求めるものは何ですか?
収益物件のメリットとデメリットを理解する前に、不動産投資の目的を明確にしておくことが大事です。本業を持ちながら副業として収入を得て、今よりゆとりのある生活がしたいのか、老後の生活資金に充てたいのか、相続税対策がしたいのかなど人によって違います。
また、自己資金の額によっても収益物件選びは違ってくるでしょう。「自己資金ゼロ円」でも不動産投資は可能と言ったふれ込みもありますが、購入後の不動産経営には、ある程度資金に余裕がなければ金策に追われることになりかねません。
もし、手持ち資金が少なめの初心者が収益物件で収入を得るなら、生活に支障をきたすような不動産投資は危険です。
収益物件(不動産投資)のメリットとは
安定した収入を得ることができる
一度、賃借人が決まれば毎月決まった額の家賃が入金されるため、収入の安定性があります。また、ローン完済後は、収益不動産は資産になり老後の年金代わりにもなります。
レバレッジを効かせることができる
不動産投資は金融機関からの融資を利用して投資ができますが、融資を受けることにより大きな投資が可能で、資産形成のスピードが大幅にアップします。
節税効果が期待できる
賃貸経営には修繕費、ローンの金利、保険料、税金、管理会社への委託料など、多くの費用がかかりますが、これらは経費として計上することが可能で所得税、住民税の節税効果が期待できます。
現金はそのままの額が評価額となりますが、不動産は時価の70%程度の評価になるので相続税の節税効果もあります。
アウトソーシングできる
外部の会社に依頼や委託(アウトソーシング)することも可能です。
収益物件(不動産投資)のデメリットとは
収益物件にはさまざまなメリットがある反面、知っておきたいデメリットもあります。
運用にはコストがかかる
不動産を維持していくためには、修繕費や固定資産税、管理委託費などのコストがかかります。
売買契約に時間がかかる場合もあり売却価格の変更もやむなし
買い手がすぐに見つからなければ、売却価格を下げなければならないケースもでてきます。
管理会社に委託した際に残念な結果になることも
手数料を支払って、管理会社に入居者募集や賃料回収、建物の点検、清掃、トラブル対応などすべてを委託したものの、管理会社の力量によってはなかなか入居に至らない場合も考えられます。
融資を受ける際に連帯保証人がいない場合は?
団体信用生命保険へ加入することで連帯保証人が不要となりますが、加入すると保険料の支払いが増えます。
メリットデメリットを検討しよう
初心者が不動産投資(収益物件)にチャレンジする際には、不動産投資の目的を明確にし、不動産投資のメリットとデメリットを理解してからにしましょう。本業を持っていて何かと忙しい場合は、外部の会社に依頼や委託(アウトソーシング)することも可能ですが、費用がかかります。手持ちの資金と相談の上、無理のない計画を立てましょう。