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保険の種類
自然災害に対応している保険には「火災保険」と「火災共済」の2種類あります。それぞれみていきましょう。
火災保険について
火災保険は、損害保険会社が提供する保険です。1対1での契約となるので、火災、水災、風災などの自然災害の中から希望する対象を選ぶことができます。それらに自然保険を組みわせることで、さまざまな自然災害から家を守ることができます。
しかし、その分掛け金が高くなってしまうので月々の返済額に加えて保険料の支払いも考えておく必要があります。
火災共済について
火災共済は、協同組合などが運営する保険です。営利目的ではなく、加入者全体で補償を共有するのが特徴なため、火災共済は掛け金が安く加入しやすいといったメリットがあります。そのため、住宅のトラブルが起こったときに受け取れる共済金が少なくなります。また、火災保険のように自分で災害の種類を選ぶことができないということも覚えておきましょう。
自然災害が起こった場合の給付金
水害や台風、地震などの自然災害によって、マイホームに被害が出た場合、実際いくらの給付金を受け取ることができるのでしょうか。保険を選ぶときには、給付額も必ずチェックしておきましょう。「掛け金が安いから」といって進めないようにしてください。こちらも、火災保険の場合と火災共済の場合でみていきます。
火災保険の給付金
火災保険の場合には、一般的に実損価格によって保険金が支払われます。そのため、契約した保険の上限金額まで給付を受けることが可能です。上限金額にもよりますが、大規模の修復や修繕などにも対応していることがほとんどです。
火災共済の給付金
火災共済の場合は、給付金の上限が40~60万円と定められています。そのため、マイホームに大規模なダメージが出た場合には給付金で賄えないことも考えられます。
注文住宅を建てる時に必ず入っておきたい「火災保険」
注文住宅緒建てる場合、必ず火災保険に加入しておきましょう。火災保険とは、損害保険の一つであり「大事な住まいを守る保険」です。火災や落雷、風水害などの事故により生じた建物や家財の存在を補償してくれます。火災等による被害は大きく、多大な金銭的負担を強いられることが多く、生活基盤を失ってしまうことを防ぎます。
火災保険の対象
火災保険の対象は「火災」による損害だけではありません。こちらの自然災害も対象に含まれます。
1.落雷、破裂・爆発
2.風災、雹(ひょう)災、雪災
3.水漏れ、水災
4.盗難
5.建物外部からの物体の落下・飛来・衝突
6.騒擾・集団行為等にともなう暴力行為
このように火災だけでなく、大雨による洪水、土砂崩れ、台風などにより住宅に被害が出た場合にも備えることができます。ただし、火災保険の対象に地震は含まれていないので注意しておきましょう。
保険に入らなかった場合のデメリット
保険に加入していない状況で自然災害に見舞われた場合、どのようなことが起こるのでしょうか。
当たり前ですが、保険に加入していないので火災や地震によりマイホームに被害が出たとしても、保険会社や共済組合から給付金を受け取ることはできません。金額が大きくなると貯蓄からすべて補填…というのは難しくなります。
その場合、「災害救助法」や「被災者生活再建支援制度」といった国からのサポートにより、生活を立て直すことができます。しかし、最低限のサポートしか受けることができません。
自然災害や火災といった“もしも”に備え、マイホームで安心して暮らすためにも納得のいく保険を検討し、加入しておきましょう。