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暑気払いを徹底解説!いつするべき?おすすめの食べ物は?

暑い季節、ムシムシとした湿気と焼けつくような日差しにぐったりしている人もいるのではないでしょうか。この季節には、納涼と称して涼しい場所へ出かけたり、おいしいものを食べて暑気払いをする機会もあると思います。

そもそも、暑気払いって何か知っていますか?いつするのか、おすすめの食べ物・・・と知らないこともあるでしょう。今回は暑気払いについて解説します。

暑気払いの意味と時期

暑気払いは、夏の暑さを払いのけ、取り除くことです。暑さ避けの方法を工夫することを言います。暑気という言葉には、「夏の暑さ」と「暑さからくる病気」という2つの意味があり、不要な暑さや病を取り除くイメージ。

エアコンがない時代、冬の寒さは火で凌げても、暑さは対処できませんでした。そのため食べ物や飲み物を工夫したり、涼しく感じる行事を行って、「体の中の熱」を追い出そうとしたのです。現在では、エアコンもあり快適に過ごせます。暑気払いは、パーッと冷たいものを飲んだり、涼しげなものを食べたりして、ストレス解消をする…といった使われ方をしています。

「暑気払い」の時期は、何月から何月の間だけという期間の限定はありません。日本では、半夏生(7月2日ごろ)、土用(7月20日ごろ)、大暑(7月22日ごろ)といった夏を表す暦日がたくさんありますが、これらに関係なく、どの時期でも使うことが可能です。

暑さで元気がなくなる「暑気あたり」という言葉がありますが、暑気は人間の体がどう感じるかが基準です。季節初めの方が体が慣れずしっくり感じられるかもしれません。

納涼は「酷暑のころに使う言葉」とされています。具体的には、梅雨明けからお盆が終わるころまでの約1カ月弱。時間的には、夕涼みを指すことが多いようです。

暑気払いにぴったりな食べ物

甘酒

「ひとよ酒」とも呼ばれ、お米・米麹・水だけを使い、50〜60℃に保温しておけば一晩の発酵で完成します。ビタミンB1、B2、B6、葉酸、アミノ酸、ブドウ糖などを含み、江戸時代には貴重な「夏の栄養ドリンク」で、行商人が売り歩くのが風物詩でした。キリッと冷やすと、お米の糖分だけの自然な甘さが美味です。

また、甘酒にヨーグルト・フルーツ・シリアルなどを足せば、夏の朝にサッと食べられるヘルシーな朝食にもなります。

ナスやキュウリ

夏野菜は「体の熱を逃がしてくれる」と言われます。理由は、カリウムなどの人体に必要なミネラルを含んでいるからです。

夏野菜を漬物などにしてモリモリ食べると、身体の熱を取ってくれて夏バテにも有効となります。

他にも、梅や冷やし飴・ウナギなど様々な食べ物があります。ぜひ旬の食べ物を積極的に摂って暑い夏を乗り切りましょう。

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