昔の日本家屋にあった「縁側」。最近、縁側が改めて見直され始めています。ウッドデッキに近い縁側など、新しい形で現代住宅に取り入れられつつあります。今回は縁側の魅力を一挙公開!ぜひチェックしてみてください。
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そもそも縁側ってなに?
縁側とは、部屋と庭との間にある廊下のような場所のことを言います。昭和初期には木造建築の日本家屋にはほとんど設けられており、現在のお家にも取り入れられています。
「縁側で猫と日向ぼっこ♪」なんてシーンがドラマにも出てきそうですよね。
濡れ縁と何が違うの?
縁側ともう一つ、「濡れ縁」はご存知ですか?縁側は家の内部の板敷きの廊下のことをいいますが、濡れ縁は縁側の外にある場所を指します。
現在の住宅は、テラスの部分やデッキを縁側と呼ぶことも増えています。デッキやテラスは手すりなどがなく、内と外の行き来が自在になる場所ともいえます。その中間空間こそが「現代の縁側」と考えられています。
縁側の役割
①内と外をつなげる
縁側の魅力の1つに「内と外をつなぐ」役割があります。縁側は部屋と外をつなぎとめ、一体となった世界を作り出します。縁側は、内の役割もあれば外の役割もする。この曖昧さが日本の魅力ともいえます。
②省エネにもおすすめ
寒い地域だと、縁側は外の寒さを和らげる「断熱スペース」としての役割もあります。冷気を遮って、日光の暖かさを導いてくれます。縁側でもあり、サンルームでもある場所ですね。
③家の「顔」にも
縁側は、部屋同士をつなぐ廊下でもあり、外への出入口でもあるのです。昔は縁側から家に出入りするのが普通だったといいます。近所の人も縁側に居る人に声をかけて、訪ねてきていたのかもしれませんね。
お家に縁側を取り入れてみよう
縁側は昔ながらの家といったイメージもありましたが、ウッドデッキやサンルームのような形で現代に沿った形で変化しています。家族がくつろぐ場所であり、暖まる場所、眺める場所などそのお家にあった縁側があります。「縁側のあるお家」をぜひイメージしてみてはいかがでしょうか。