COLUMN

コラム

家づくりのこと

感度高い人は始めてる!?「土間のある暮らし」

土間は靴のままで過ごす空間ですが昔の日本の農家では、かまどを置いて食事の用意をしたり農作業の準備をするといった使われ方をしていました。土間の利点は、靴を履いたまま行動でき、床面が汚れたら水で流せることです。

現代の土間は、従来の家事の延長線上の土間とはひと味違った、趣味のスペースなどにも使われています。土間の素材や位置も住人のライフスタイルによって違ってきます。我が家が求める土間はどんな目的かを考慮して、素敵な土間のある暮らしを取り入れましょう。

土間のある暮らし

住宅を建てる際に、土間を取り入れる人が増えています。会社と家との往復だけで1日を費やしている人も、休みの日はほとんど自宅でテレビを見て過ごしている人も、家の外と家の中をつなぐ中間的なスペースの土間があるだけで、大きな心のゆとりが生まれます。

もともと日本家屋には、土間や縁側などのゆとりの空間がありました。大家族で暮らしていてもそれぞれの居場所があり、今ほど気を遣わずにすんだようです。限られた面積に土間を作るのは大変なように思えますが、スペースさえとることができれば、玄関のたたきのようにタイルを貼ったりコンクリートやモルタルなどで仕上げるため、それほど難しいものではありません。

土間のある暮らしは、心のゆとりを生みだすメリットがあります。

土間のある暮らしのメリットと活用法

土間は災害に備えて備蓄品を置いておくスペースやペットの世話をするスペース、アウトドア用品や自転車、ベビーカーなどの収納や、趣味の工房などとして、ご家族の意向によって様々な使い分けができるメリットがあります。

その他にも次のようなメリットや活用方法があります。

・家の中にトレーニングやストレッチをするスペースがない場合は、土間でおこなうことができます。
・梅雨時などは、シーツなどの大物の洗濯物を干すスペースとして使えます。
・家族に屋外スポーツをする人がいる場合は、大きなシンクをつけておけば、ウエアやシューズの汚れ落としに便利です。
・DIYが天候に関係なく楽しめます。
・折りたたみ式のテーブルやイスを用意しておくと、趣味の教室として利用できます。

例えば、土や水などを使う陶芸や盆栽、フラワーアレンジメントなどの教室には、土間が最適です。

・カジュアルなホームパーティにも使え、他の家族に気を遣わずにすみます。

土間のデメリット

コンクリートやモルタル、タイルなどは、冷やっとする材料のため、冬の冷え込みが気になります。寒い地域では、二重窓にしたり暖房設備を入れるなどの工夫が必要です。その他にも、滑りやすい素材はなるだけ避けたいものですが、滑りにくい素材はそれなりの費用がかかるので、デメリットと言えるかもしれません。

土間の素材については、事前によく検討して決めるようにしましょう。

土間を組み込もう

土間の利点は汚れを気にしなくてもよいところです。靴を履いたまま行動し、後片付けに水を流すこともできます。土間の位置を玄関の近くにするか浴室の近くにするかなどは、住人のライフスタイルによって違ってきます。

また、土間の素材は様々ですがどの素材も、水に強くてメンテナンスが楽というメリットがあります。家族が満足できる場所に土間を作り、ゆとりのある暮らしを楽しみましょう。

おすすめ記事

【家づくり】使いやすく快適に!注文住宅を建てるうえで知っておきたいトイレの基本

【家づくり】ウッドデッキを作るなら素材は樹脂?天然?間違えない素材選び

【家づくり】部屋が夏熱いのはなぜ?窓ガラスと断熱の仕組み

TEL

来場予約

お問い合わせ